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3.11

あの大地震から今日でちょうど2ヶ月.
もう2ヶ月という気もするし,まだ2ヶ月という気もする.

あの日は卒業を間近に控えたかつての教え子達に会いに以前の職場にお昼頃お邪魔していた.
みんなにおめでとうの気持ちを伝え,落ち着いて一人で座って食事ができるようになった瑞とランチ.
2011031102.jpg
一緒にパスタを楽しんで瑞もVサイン!
この時には後に起こることなんて想像もつかなかった.

食事を終えて帰宅.
この日から少しの間実家に帰省する予定になっていたので,荷造りを終えて迎えの父の連絡を待っていた.
PM2:45 父から着信 もうすぐ着くから荷物を持って1Fに降りててと連絡あり
電話を切って瑞にもじいじが来るから行くよと伝える.
瑞が見ていたDVDを荷物に詰めるため取り出そうとしたところで地震!
揺れがどんどんどんどん大きくなってすぐに何だかこれまでの地震とは違うと感じた.
倒れてくるものが何もないリビングでテレビからは離れて瑞と抱き合って座る.
2人で抱き合って座っていても右へ左へ振られるほど.
いつもならすぐにおさまるのに終わるかと思うとまた揺れて,今度こそ終わるかと思うとまたまた揺れての繰り返し.
食器はガチャガチャ鳴り続け,時々ガチャーン,バリーンと割れる音.
電気ポットやオーブントースターが床に落ち,大きな音を立てる.
すぐに停電.ブチンと鈍い音と同時にキッチンの電気が消える.
キッチンの棚が倒れ中身が散乱.
冷蔵庫の扉は揺れる度にバタンバタンと開閉を繰り返す.
一向に終わらない揺れにずっと「瑞,大丈夫,もう終わるよ,もうすぐ終わる,大丈夫」と話しかけながら自分にも言い聞かせる.
でも時々聞こえる大きな音やすごい揺れに悲鳴がでてしまう.
このまま建物が崩壊するんじゃないかという恐怖.
「お願い,早く終わって.もう終わりにして」と心の中で祈る.
瑞も驚いた様子でずっと玄関の方を指差して「じいじ,じいじ」とじいじに行くと.

気が遠くなるほど長かった揺れがようやくおさまった.
またいつ揺れるかわからないけど,とにかく最小限の荷物で靴をはいて2人で玄関を出る.
廊下も天井が部分的に落ちているし.L字型のマンションの角のつなぎ目が一部壊れていた.
当然,エレベーターは使えないので非常階段で1Fへ.
階段を下りている間にも大きな揺れ.
とにかく気をつけながら瑞を抱いたまま下りる.
エントランスまで下りたら父の姿が,ほっとして涙が出た.
絶え間なく余震がくるので車で様子をみる.
少しするとたまたまこの日,家の近くで仕事をしていたパパが来てお互いの無事を確認できた.
携帯電話はつながらず,公衆電話からまず心配症の妹に電話.
隣県はそこまで被害は大きくなく大丈夫とのこと.
こうなると心配なのは一人沿岸部の実家に残っている母のこと.
いつもは一緒に迎えに来るのだが,テレビの修理にメーカーの人が来るというのでこの日に限って留守番.
同じく公衆電話から電話.出ない.
メールならつながるかと「大丈夫?」とメールを送ると「大変です!」の返信.
後で聞いたのだがこの時,ちょうど大津波が来ていて詳しくメールしてる余裕がなかったらしい.
とにかく母が心配になり,余震の合間をみて部屋から残りの荷物を取ってきて実家へ出発.
ここでパパと別れる.

出発した途端,雪が降り始め停電で信号機の機能しない道は大渋滞.
市内を抜けるのにいつもなら30分のところを2時間ほどかかって抜ける.
市内を抜けたところでいつも利用する高速道路,有料道路は全て閉鎖.
仕方なく一般道を走り始めたら完全に日没.辺りは車のライトだけ.
この間にメールのやりとりで津波の被害がひどいことを知る.
3階建ての警察署が丸ごと飲み込まれたと・・.
最短距離の海沿いのルートは避けて内陸の道を進む.
真っ暗だし,何度か迷いながら何とか実家の近くまでたどり着いた.
海沿いのルートがダメとなると残りのルートは3つ.
1つ目,津波で不通.2つ目,やはり津波で不通.最後の1つは山越えのけもの道に近いルートだけ.
車が1台やっと通れる程度の道.しかも雪道.
聞いてみるとそこは通れるらしく今は唯一のルートらしい.
何とか行けるところまで行ってみようと出発.
ようやく自宅近くまで来たが,もう少しのところで津波に押し流されたがれきで道が塞がれている.
仕方なく車を置いて徒歩で帰宅.
我が家は比較的高台にあるため母も家も無事だった.
コップが2~3個割れただけという奇跡の被害.
よかった!
母は母で連絡もつかず,父と私と瑞はもうダメかと思っていたらしい.
結局いつもなら2時間のところなんと6時間もかかっていた.
実家には津波で家がダメになった母方のおじさんご夫婦とテレビの修理に来ていたメーカーの方も足止めをくい,ろうそくの明かりの中毛布で暖をとっていた.
遅い夕飯をいただき終わらない余震に怯えながら眠りにつく.

翌朝,外に出て庭から町の様子を見てみると・・・
2011031206.jpg
何も無い・・・.
まだ水が引いていないため中央に川のように見えるのが道路で道沿いに商店街があって住宅もひしめいていたのに.
そして携帯もつながらず,ライフラインも途絶え,ガソリンも手に入らないという生活が始まったのです.

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